ゾディアック事件 真相,暗号内容は?犯人候補が複数?!特定できない理由がヤバイ!
1968年~1974年にアメリカで発生した『ゾディアック事件』の真相や犯人の情報、恐ろしい暗号の内容などについてフォーカスします!
10月19日放送の『奇跡体験!アンビリバボー』で取り上げられるゾディアック事件。
養父母に育てられたゲーリー・スチュワートという男性が、実の父親がゾルディック事件の犯人だった可能性に行き着くまでのストーリーが紹介されます。
ゲーリー・スチュワートは“父親犯人説”を本にして出版…。
しかし、ゾディアック事件は現在も未解決であり、これまで何人もの「犯人」が登場したものの、いずれも決定的な証拠が見つかっていません…。
映画も製作されるほど世間に衝撃を与えたゾディアック事件。
私は映像作品を観たことはありませんが、ゾディアック事件のあらましを読んだとき、ブラッド・ピット主演の映画『セブン』を思い出しました。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした猟奇事件を追う内容でしたが、部屋を暗くして一人で観たので、気分が悪くなった記憶があります^^;
…さて、ゾディアック事件の真相や犯人などについて調べたことを整理してみます。
目 次
ゾディアック事件とはどんな内容?
ゾディアックとは、真犯人が声明文の中で「私はゾディアックだ(This is the Zodiac speaking.)」という表現を使っていたところから来ています。
判明しているだけでも5人の命が奪われてますが、犠牲者はもっといるという説も。
事件のあらましは…
●1968年12月、10代のカップルが、サンフランシスコ近郊のハーマン湖で犠牲に
●1969年7月、またも若いカップルがヴァレホの駐車場で襲われる
●1969年7月、男性からヴァレホ警察に「自分の犯行だ」との電話あり
●ゾディアックなる人物から、サンフランシスコ湾域警察や新聞社などに暗号化された手紙が大量に届く
●1969年9月、20代カップルが、ベリエッサ湖畔で覆面の男に襲われる。
●1969年10月、タクシー運転手がサンフランシスコ近郊で犠牲に。ゾディアックは運転手のシャツの断片を新聞社へ送りつける
●1974年、ゾディアックが「今まで37人をあやめた。事件を新聞で大きく取り扱わないと、もっと凄まじいことをやる」という手紙を警察に送付。ここから連絡が途絶える
●1978年、「自分は復活した」という手紙が新聞社に送付されるが、1974年以降の足取りや正体については不明のまま
目撃証言を基にした、ゾディアックのイラスト・似顔絵はこちらです。
…どうしてこう、凶悪事件の犯人のイラスト・似顔絵って怖いタッチなんですかね…って、雰囲気を出すためですね。
覆面のイラストの胸の辺りにある“マル印に十字”は、ゾディアックのシンボルマークだそうです。
似顔絵の方は、メガネをかけているせいもあって非常に知的な人物に見えますね。
事件の犠牲者が若いカップルだったり、タクシー運転手だったりで、特定のターゲットが決まっていた様子は無さそうですが…。
ゾディアック事件 犯人が残した暗号の内容が怖い!
上述したように、ゾディアックは犯行声明文を警察や新聞社に送りつけていますが、そこには暗号化された手紙もありました。
犯行を自慢するかのように、さらに暗号を送りつけるあたり、非常に行動がエスカレートしている様子がうかがえます。
影で、ほくそ笑んでいたことでしょう。
暗号は幾つかあったようですが、そのうちの1通がこちら。
全く意味がわからない文字列ですが、これを暗号解読の研究家が読み解いたとか(本当ですかねぇ…?)
その読み解かれた内容は…
俺は人○しが好きだ。
とても楽しいから、森でケモノを○すよりも楽しい。
人間は一番危険な動物だ。
○人は俺にとっては最高のスリル。
女の子とセ○○スするよりも楽しい。
特にいいことは、俺が死んで楽園に生まれ変わった時、俺が○した奴らはそろって俺の奴隷になるところだ。
俺の名前は言わない。
言えばお前たちは、将来、俺が生まれ変わった世界のために、今やっている奴隷狩りを邪魔するか、やめさせようとするからだ。
…完全に快楽に浸ってる印象ですが、私的には、想像していたゾディアック像とは異なる人物が書いた文面のように感じました。
「人間をいたぶるのは最高のスリルだ!」みたいな印象じゃないんですよね。
もっと冷静で、淡々と事を成し遂げているというか…。
個人的な勝手なイメージですけど。
ゾディアック事件 犯人の候補が複数いる?特定できない理由は…
冒頭で述べた通り、ゲーリー・スチュワートという男性が、実の父親がゾルディック事件の犯人だった可能性を知り、本まで出版しています。
しかし、「ゾディアック事件の真犯人を知っている」という話は他の人物からも寄せられているのです。
●2008年、カリフォルニア州のサクラメントに住むデニス・カウフマンという男性が、他界した継父のジャック・トーランスが真犯人ではないか?と疑っている-との報道がありました。
ゾディアックと継父の筆跡が似ていたほか、シンボルマークが入った黒いフード付きシャツを自宅で発見したらしい。
さらに被害者の写真が収められている(とされる)未現像フィルムなどの証拠をFBIに提出。
しかし、その後の進展はない
●2009年、「私の父が真犯人で1983年にガンで他界した」と、カリフォルニア州南部に住む女性が名乗り出ました。
が、ジョン・F・ケネディの非嫡出子と自称していた過去もあり、狂言の可能性も
●2015年、フロリダの元保安官代理キンバレー・マグガースが各種の状況証拠を分析した結果、シリアルキラーのデニス・レイダー受刑者がゾディアックだとする著書を発表
アンビリバボーに登場したゲーリー・スチュワートも警察に証拠を提出しているそうですが、警察からは13年経っても返答がないようです。
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ある捜査官は「自分や身内が犯人だと言い出す人間は、いまだに後を絶たない…」と発言。
真相に迫れない背景には、当時のゾディアックのDNA鑑定に疑問点があることや、現在では、証拠品から抽出したDNAも汚染されてしまっているという実情があるようです。
発生から約50年、事件の真相、真犯人の特定に至ることはもはや不可能にも思えます…。
それにしても…
偉大なアーティストの孫です!と名乗り出る話は何度か聞いたことがありますが、凶悪犯人の子供です!とアピールするなんて普通なら考えられなくないですか?
それだけゾディアックは、一部で“英雄的”な見方もされていたんでしょうか…。
ゾディアック事件を扱った映画について
結局は犯人や真相は闇の中というゾディアック事件。
事件をモチーフにした映画作品が幾つも作られていますね。
『実録!! ゾディアック ~血に飢えた○人鬼の刻印~』
1999年、ケヴィン・マッカーシー監督
『ゾディアック』
2005年、アレクサンダー・バークレー監督
『ゾディアック キラー』
2005年、ウーリー・ロメル監督
『ゾディアック』
2007年、デヴィッド・フィンチャー監督
冒頭で紹介した映画『セブン』のデヴィッド・フィンチャー監督の作品が一番オススメのようです。
興味のある方は観てみてください。
私のように暗い部屋で一人で観ない方がいいかも?!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。