三菱銀行人質事件の場所は?犯人,梅川昭美の生い立ち&映画作品ほか
三菱銀行人質事件の場所や、犯人・梅川昭美の生い立ちなどについてまとめます!
4月19日スタートの新番組『直撃!シンソウ坂上』で、約40年前に起きた「三菱銀行人質事件」が取り上げられるとか。
私は生まれたばかりで詳細を知らないのですが…
銀行にショットガンを持った男が押し入り、人質&強盗&猟奇殺人を犯したらしいじゃないですか。
日本でもこんな残忍な事件がまだあったとは、非常に怖いですね…。
三菱銀行人質事件のあらましや場所、犯人・梅川昭美(あきよし)という犯人について勉強してみました。
目 次
三菱銀行人質事件の経過をサクッと復習
三菱銀行人質事件は1979年1月26日に発生し、1月28日まで犯人・梅川昭美(当時30歳)が籠城しました。
以下、42時間に及んだ事件の経過を振り返ってみます。
●閉店時間の15時ころ、大阪府大阪市住吉区万代2丁目の「三菱銀行北畠支店」に梅川昭美が猟銃を持って押し入る。目的は5,000万円の強奪
●逃げ出した客が警察に通報し、事件が発覚。約320人の武装警官が銀行を包囲し、付近500メートルの道路を閉鎖
●梅川昭美は、客と行員30人以上を人質にして立てこもり、結局、警察官2名・支店長・行員の計4名の命を奪った。裸にさせた女性行員を並ばせて「肉の盾」にしたり、男性行員の耳を切除するよう別の行員に指示するなどして籠城した
●SATの前身である警察の特殊部隊が銀行に突入。狙撃された梅川昭美は治療を受けたが、絶命した
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簡単に振り返っただけでも、私利私欲のためなら人の命を何とも思わない、梅川昭美の残忍さ・異常さが伺えますね。
籠城中、自分と行員の服を交換して人質に紛れ込む―という狡猾さも持っていたそうです。
この記事では犯行の詳細を書けないほど、猟奇的なシーンもありました。
「日本最悪の銀行ジャック」と呼ばれる意味がわかりました。
三菱銀行人質事件が起きた場所はどこ?
三菱銀行人質事件の舞台になってしまった「三菱銀行北畠支店」の場所はどこでしょうか?
現在の三菱東京UFJ銀行・北畠支店=大阪府大阪市住吉区万代2-1-1です。
あべの筋・播磨町交差点角にあり、現在も営業しています。
事件から時を経て、全面的に改装されたようですね。
三菱銀行人質事件の犯人・梅川昭美の生い立ちは?
三菱銀行人質事件を起こした犯人・梅川昭美とはどんな男なのでしょうか?
生い立ちをたどると、事件を起こした動機が何となく見えてくるかもしれません。
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広島県大竹市・小方向村に生まれた梅川昭美の幼少期は、とても貧しかったそうです。
父親は脊髄損傷のため歩けなくなって退職…母親は梅川昭美が小学5年生のころに離婚して家を出てしまいます。
父親の実家である香川県大川郡引田町に引っ越すものの、環境が合わずに家出した梅川昭美。
母親を訪ね、また一緒に暮らすようになったものの…
働き詰めの母親の目が届かないところで、梅川昭美は喫煙・外泊をしたり、ケンカで補導されたりと非行に走ってしまいます。
(現在の)広島工業大高校へ進学するも授業には行かず、窃盗で入学4カ月という短さで退学。
そして15歳のころ、アパート家賃の支払いと遊ぶ金欲しさに強盗殺人を起こし、特別少年院へ。
広島家庭裁判所は「少年(梅川昭美)が社会に出れば同様の多種の非行を繰り返し、再び犠牲者が出る可能性がある」と分析しました。
まさにその“予言”通り、三菱銀行人質事件を起こすことになろうとは…。
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三菱銀行人質事件の犯人・梅川昭美の動機とは?
梅川昭美が三菱銀行人質事件を起こした動機については「借金返済のため」と表向きはなっています。
しかし、借金返済だけで警官や行員の命を軽々と奪えるものでしょうか??
15歳でも事件を起こしているように、強盗と殺人がセットになっています。
自分の欲求を満たすうえで邪魔になる存在は、いかなる手段を使ってでも蹴散らす…と言わんばかりですね。
極めて自己中心的で、かつ自己顕示欲も高そう…。
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子供のころから両親から愛情を注がれなかったのでしょうか。
人の気持ちをくみ取ったり、人の心の痛みを推し量ることができない人格が、どこかで形成されてしまったようです。
確かに、幼少から極貧で生活は大変だったかもしれません。
同じクラスの子供たちと同じ水準の生活ができなかったかもしれません。
でも、その逆境に打ち勝てなかった内面の弱さが、梅川昭美にはあると思います。
自分がツイてないのは周囲が悪い、社会が悪い、時代が悪い…
そんな歪んだ感情が肥大したのでは?と私は推測します。
梅川昭美のこの言葉にも現れてる気がしますね。
他の奴らはぬくぬくと暮らし、なんで俺だけが貧乏して苦しまないかん?
三菱銀行人質事件の映画とは?
世間に“復讐”するかのごとく、三菱銀行人質事件を起こした犯人・梅川昭美。
その生い立ちを題材にした『TATTOO<刺青>あり』という映画が、1982年に製作されました。
「30歳までにデカいことをしてやる」と野望を抱きつつ、銀行を襲撃してしまった1人の男のドラマ…という設定です。
映画でも、自分の思い通りにならないと暴力に走る凶悪犯ぶりが、見事に描かれているようです。
ネット上の映画評価ですと、5点満点中、3.65点というまずまずの点数でした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。