あさま山荘事件 鉄球失敗の理由は?白田兄弟の真相告白に衝撃?!【画像】
あさま山荘事件の鉄球作戦は失敗した…と白田弘行・五郎兄弟が語った理由などについてスポットを当てます。
6月7日放送の【直撃!シンソウ坂上】では、1972年に発生した「あさま山荘事件」が取り上げられます。
あさま山荘事件とは、新左翼のテロ組織・連合赤軍が長野県軽井沢町の「浅間山荘」に立てこもった事件。
有名なシーンは何と言っても、あさま山荘の壁や屋根をガンガン崩していく鉄球作戦ですね。
しかし、途中で鉄球クレーンが突然停止…!
クレーン操作に協力した民間人・白田兄弟の証言によると、あの作戦は失敗だったとのことです。
確かに…当時、現場で指揮をとった佐々淳行さんの著書にも「放水車の水が誤って(鉄球)クレーン車のエンジンにかかり、エンストしてしまったのだ」と書いてあった記憶があります。
水によるエンジン停止が失敗の原因だったとは…。
ところが、白田兄弟が明かした失敗理由は違っていたようです。
あらためて、あさま山荘事件の鉄球作戦失敗の理由について勉強してみました。
目 次
あさま山荘事件 鉄球作戦とは?
まず、あさま山荘事件の鉄球作戦の狙いなどについて簡単におさらいします。
●鉄球作戦の目的は、あさま山荘の2階と3階の間にある階段をぶっ壊して分断すること。なぜなら、警察は「2階に人質・牟田泰子さんがいて、3階に連合赤軍メンバーがいる」と予測していたから(しかし実際には、2階はもぬけの殻だったことが後に判明…)
●最初の一撃で、ターゲットである階段を的確に壊さなければならない
●しかし、階段部分の脇には山荘を支える柱が入っており、壊す場所を間違えると建物自体が崩れるリスクあり。誤差20センチ以内で鉄球を当てられる技術者が必要だった
●そこで、戦前から日米軍用車両を払い下げ購入・改造していた長野県の機材会社「白田組」が協力。重機や鉄球クレーンを警察に提供した
●兄・白田弘行さんがクレーン車を運転し、弟・白田五郎さんがクレーン操作を担当した
●振り子のように動かす鉄球は直径70センチ・重さ1.7トン
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あの鉄球作戦は、民間人である白田兄弟が協力したからこそ実現したものでした。
鉄球クレーン車には防弾ガラスも施されたそうですが、連合赤軍メンバーからライフル狙撃されるかもしれない恐怖のミッションを、よく引き受けましたよね。。。
白田弘行さんの奥さんいわく、鉄球作戦に出かける朝も普段と変わらず弘行さんは「仕事に行ってくるわ」と外出し、帰宅した際も「腹減った」という余裕ぶりだったとか。
当時の白田兄弟の画像はこちらです。
とてもイケメンの白田兄弟。
容姿も行動・言動もカッコ良すぎます。
私はふと、映画【アルマゲドン】の名シーンを思い出しましたよ。
あさま山荘事件 鉄球作戦失敗の理由とは?
そんな白田弘行・五郎さん兄弟が臨んだ“最高難度”のミッションである鉄球作戦。
しかし、白田兄弟は「あの鉄球作戦は失敗だった」と語ります。
冒頭でも触れた通り、警察は「放水車の水が誤って(鉄球)クレーン車のエンジンにかかり、エンストしてしまった」と言っていますが、実は真相は違っていたことがわかっています。
以前、白田弘行さん・五郎さん兄弟は【プロジェクトX】にも出演。
【プロジェクトX】では、鉄球クレーン車の操縦席後ろには指示を出す警官が2人おり、その足元にあったバッテリーの接続部分が外れてしまったことがエンストの原因であると明かされました。
こんな感じで…
要は…操縦席は狭かったので、ついつい警官がバッテリーを蹴飛ばしてしまい故障したというのが真相のようです。
ただ、私の素人考えで恐縮ですが、画像の部品が外れたくらいであれば、白田兄弟なら軽く修理してしまいそうな気が、、、
ほかにも重大なエラーが複合的に起きた可能性もありますね。
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ちなみに…警察内部では、鉄球作戦にまつわる別の“ヒューマンエラー(人為的ミス)”もあったようです。
警察上層部は、鉄球をスウィングさせる際の邪魔にならないよう、作戦決行までにあさま山荘周辺の電灯線・電話線をペンチで切断するよう部下たちに指示。
ところが、この指示が「送電を切る(断つ)」という意味で間違って伝わってしまい、電気を切っただけで配線自体は残っていたという話です。
これは鉄球作戦の失敗原因とは言えないかもしれませんが、かなり現場が混乱していた様子が伺えるエピソードですね。
あさま山荘事件 鉄球作戦は本当に失敗といえるのか?…まとめ
あさま山荘事件の鉄球作戦が失敗した理由についてスポットを当ててみました。
私の個人的な考えでは、鉄球作戦は失敗したとは言い切れないんじゃないかな?と思った次第です。
白田兄弟としては、もっと壊滅的なダメージを与えるまで鉄球を振りたかったかもしれませんが…。
だって、もともとの鉄球作戦の目的は「2階と3階をつなぐ階段を、最初の一撃で分断すること」ですからね。
ミッションとしては完遂していると思いませんか?
予期せぬエンストが発生したものの、作戦のために慌てて改造した“1回限り”の鉄球クレーン車ですから。
籠城犯対応の専用マシンではないわけですよ。
しかも、白田兄弟はあくまで民間人であり、テロ対策のプロでもありません。
警察官の犠牲者は出てしまいましたが、人質の牟田泰子さんは助かったわけで、白田兄弟の鉄球クレーンは大活躍したと言えるのではないでしょうか。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。