バート&リンダ ニューヨークストーカー事件の真相,結末!失明→結婚のクレイジーラブ!
バートとリンダが関わったニューヨークのストーカー事件の真相・結末について取り上げます。
60年前、おそらく「ストーカー」という言葉がまだ使われてなかったころ…
既婚者のバートという男性が、妻ではないリンダという女性に歪んだ愛情を抱き、“自分のもの”にするために失明させて結婚した―という恐ろしい話です。
後に『クレイジーラブ』というタイトルでドキュメンタリー映画化されたとか。
この事件は2月2日の『奇跡体験!アンビリバボー』で放送されるようですが、なぜストーカーと被害者が結婚するに至ったのか気になったので、自分でも調べてみました。
その真相が驚きでした…。
バート&リンダ ニューヨークストーカー事件のあらまし,真相,結末は?(1)
「失明させて結婚した」と聞くだけで、バートという男性はかなりクレイジーだと思いますよね。
でも、バートからの求婚を受け入れたリンダという女性も、かなりクレイジーなのでは?とも受け取れます。
どんな経緯があったんでしょう?
スレンダーマン 正体は少女事件の犯人?!ゲームや映画も怖すぎる!
舞台は1957年のニューヨーク。
バート・プガチは、法律事務所の仕事で成功し、映画プロデューサーやナイトクラブオーナーも務めるほど、やり手の実業家でした。
女性にもモテましたし、かなりのプレイボーイだったようです。
30歳だったバートは、リンダ・リスという、とても美しい女性に一目惚れします。
大きなブラウンの目、長いまつげ、絵画のような美しさだったといいます。
道で声をかけ、強引にリンダの連絡先を聞いたバートは、花を贈ったり、電話をしたりと猛アタック。
初めは戸惑いを見せていたリンダでしたが、デートの誘いを受けてみることに。
実際に会ってみると、バートはとても紳士的で、ジョークもうまい男性でした。
リンダは徐々にバートに惹かれていき、結婚も意識するようになりました。
…しかし、なんと、バートから「既婚者」であることが告げられたのです。
怒ったリンダは、バートとの交際をやめることにします。
バートは妻と離婚する予定だと説明しますが、ショックを受けたリンダは当然これを受け入れません。
実はリンダの父親も浮気で離婚しており、リンダの男性に対する猜疑心は強いものがあったからです。
そんな思いもよそに、バートのストーカー行為は、ここから始まります。
リンダの気を引くための行動が歪んだ愛情へと変わり、バートは他人を雇ってまでリンダに嫌がらせを仕掛けました。
バートが直接動かないのは、ストーカーに困ったリンダが、法律の専門家である自分の元へ相談に来ることを狙ったからです。
そして、ついに事件が起きました。
ある日、リンダに新しい交際相手ができたことを知ったバートは「他人の手に渡るのなら、誰の物にもさせないようにしよう!」と考え、再び人を雇ってリンダの顔に硫酸をかけさせたのです。
リンダは顔に大ヤケドを負って失明し、新しい男性とも破局…。
間もなく、この犯行はバートの仕業であることが発覚。
バートは逮捕され、14年の懲役刑を受けることになります。
…しかし、ストーカーのクレイジーな愛は、まだ続くのでした。
バート&リンダ ニューヨークストーカー事件のあらまし,真相,結末は?(2)
リンダに失明という重症を負わせながらも、バートの深い愛情は留まることがなく、獄中からもリンダ宛のラブレターを送り続けます。
この執念は思わぬ結末へ。
刑期を終えたバートは、その後、リンダと再会。
あらためてプロポーズを行い……驚くべくことに、2人は結婚を果たすのでした…。
…本当に、アンビリバボーな事件ですねぇ…。
それにしても、なぜリンダは、自分を苦しめたストーカーからのプロポーズを受け入れたんでしょうか?
バートの猛プッシュに負けて愛情が芽生えたのでしょうか?
いやいや、実はこの結婚には、リンダの強い“復讐心”があったといいます。
視力を奪い去った憎き男……そのバートと結婚することで、一生、身の回りの世話をさせることが一番の復讐だと考えたのです。
ですから、リンダがバートに愛情を持って結婚したわけではありません。
このリンダの行動は“40年に渡る復讐劇”と言われました。
バートはそんなリンダの復讐心を気にすることなく、現在も“喜んで”世話をしているそうです…。
当時、この衝撃の実話はアメリカ全土で話題になったとか。
まさに『クレイジーラブ』!
映画化されるのもわかりますね…。
※追記です※
…しかし、リンダとの結婚が叶ったにもかかわらず、バートはなんと不倫相手をつくった上に、またしてもストーカー行為を働き逮捕!
ストーカー行為が、バートのアイデンティティだったんでしょうか??
結局、リンダは2013年1月、リウマチ熱で入院し、75歳で他界したといいます。